白黒羊

パッケージマネージャ「yarn」を使ったら「00h00m00s 0/0: : ERROR: There are no scenarios; must have at least one.」と怒られてしまったときの話

結論

使うべきはその「yarn」ではありません。

curl -o- -L https://yarnpkg.com/install.sh | bash

環境

Ubuntu 18.04 LTS

経緯

GitHubで面白そうなUnityのプロジェクトを見つけたのでcloneして動かしてみようと思いました。
そのプロジェクトのには、

git clone git@github.com:*/sample_project.git
yarn

yarnの意味が分からなかったのですが、言われるままにコマンドをぽちぽちすると案の定、yarnがないと言われ

sudo apt install cmdtest

をしろという指示が出ます。
それに従って、再度

yarn

をすると、

00h00m00s 0/0: : ERROR: There are no scenarios; must have at least one.

と怒られてしまいました。

「yarn」とは?

一種のパッケージマネージャです。
パッケージマネージャとは、インストールされたソフトウェアをパッケージとしてひとまとめに記録して、それ以降の新規インストールや更新、削除を簡単にするものらしいです。
一般的にはnpmが使われているようですが、yarnを使うとそれよりも高速にインストールができるようです。

正しいインストール

この環境では(おそらくUbuntu16.04やUbuntu18.04など)、安定板のインストールをしないといけないようです。
cmdtestで入れてしまっていたら消しておきます。

sudo apt remove --purge cmdtest
sudo apt autoremove

「–purge」オプションは設定ファイルも削除してくれるものなので場合によっては必要ないです。

インストール _ Yarnを見るとOSごとのインストールの方法が載っています。
私はWindowsですが、Ubuntu18.04でコマンドをたたいているので冒頭にも書いたようなインストーラを使いました。

curl -o- -L https://yarnpkg.com/install.sh | bash

~/.bashrcに

export PATH="$HOME/.yarn/bin:$HOME/.config/yarn/global/node_modules/.bin:$PATH"

を書き加えてから、

source ~/.bashrc

をすると、

$ yarn --version
1.15.2

使えるようになりました!

参考

Yarn

ERROR_ There are no scenarios; must have at least one. · Issue #2821 · yarnpkg_yarn